仕事のこと
そんなに特殊だと思ってなかったけど、私と同じ働き方をしている妊婦さんのブログ、記事等が見つからなかったので、今回は私の仕事について書きたいと思います。
- 仕事について
SIer(IT業界)のシステムエンジニアで、客先常駐で働いています。
システムエンジニアといっても、理系ではなく、文系卒です。
「さっさと就活終わらせたい」(当時は100社受けて内定2~3社みたいな就活状況でした😢)、「残業代稼いで給料ほしい」、「メンタル壊れたら事務職になればいい」みたいな不純な動機でSIerに特攻しました。笑
おかげさまでSIerの就活は満足できる結果をもらい、
残業代で荒稼ぎ…とまではいかないけど、若手にしてはある程度のお給料をもらえ、
メンタルも完全崩壊することなく(崩壊未遂は何度か…)、アラサーになった今でも楽しく働き続けています。
- 客先常駐とは
で、妊娠した今、問題はこれです。
客先常駐とは、「自分の会社の事務所ではなく、取引先のお客さんの事務所を間借りして仕事している」ことです。
IT業界では、よくある働き方です。
(「セキュリティ的に自分の会社に情報を持ち帰られると困るから、うち(客先)の事務所内で仕事して!」とかそういう理由です。)
この「客先常駐」っていうのがすごくネックで、「客先常駐 SE 妊娠」とかで検索しても、ぜーんぜんほしい情報がヒットしなくて、困ったんです。
今では女性も珍しくない職場だし(私の職場の10%くらいが女性です)、何かしらのインタビュー記事等あるだろうと思ったのですが、ない!全然ない!!!
「客先常駐」の何が大変かっていうと以下のような点です。
◎契約してる全部の会社に事情を説明しなきゃいけない。
私の場合、お客さん→一次請けの会社→二次請けの会社(私の会社)で発注してもらっています。
つまり妊娠した場合、自分の会社の上司だけではなく、契約している全部の会社にそのことを伝えなければいけません。
が、妊娠初期で流産の可能性もまだあると、非常に悩みます。。。
実際、私も今は「自分の会社の上司には伝えるけど、一次請けの会社、お客さんまではまだ伝えてほしくない!
ただ、毎日一緒に働くのは私の会社の上司ではなく、一次請けの会社の社員さんたちだから、早く伝えないといけない」って状態です。
体調悪そうにしている日も多いので、たぶん一部の一次請けの社員さんたちには妊娠してると感づかれていますが。。。
言いたくない気持ちと、言わなきゃいけない気持ちの葛藤です。。。
◎柔軟な働き方をしづらい
客先常駐だと、「お客さんの事務所にいることが当たり前」です。
お客さんから内線電話もよくかかってきますし、「対面で話したいから、今からちょっと来て」って言われることもあります。
妊娠したことを伝えてないのに、「今日は常駐先にいないので、電話に出れません」を何回も繰り返すわけにはいかないですよね。。。
また、いくら在宅勤務ができるとはいえ、私の場合は「自分のパソコン」と「お客さんのネットワークにつながるパソコン」の2台がないと仕事になりません。
「お客さんのネットワークにつながるパソコン」はお客さんの事務所内でしか使えないので、職場に出社しないと到底仕事にならないです。
◎契約が面倒
派遣契約の客先常駐が世の中のほとんどなので、一番のネックがたぶんここだと思います。
派遣契約の場合、「月に140時間~180時間の間働いて」みたいな時間に縛られる契約がほとんどではないでしょうか。
つまり、時短勤務や体調不良での年休行使がしづらいです。
7時間勤務(時短)×20営業日-年休1営業日=133時間!!!!
簡単にお客さんとの契約の140時間を下回ってしまいます。。。
本当は今と同じお客さんの仕事をし続けた方が楽なのに、この契約があるからプロジェクトを変えなきゃいけない、みたいな人、周りには聞かないけど意外と多いのでは?と思っています。
幸い私は派遣契約ではないのでこれには該当してないですが、もしも派遣契約だったらと想像するだけでゾッとします。
また、「客先常駐」に限らず、不安要素は数えればきりがないほどでてきます。
◎チーム体制
私はいま、自分の会社の社員数名のチームリーダーになっています。
リーダー層として上に上がるステップアップのいい機会で、私自身も今の状況をもがきながらも楽しんでいます。
ここでちゃんとリーダーシップを発揮して、プロジェクトをまとめ上げれば、今まで以上の評価をしてもらえる、「頑張りどころ」です。
常駐先にいる私の会社の社員は、私が一番歴が長くて、全体を把握しているのは私で、あとはみんな後輩ばかりです。
後輩たちには、今ちょうど自分の担当業務の深堀りを頑張ってもらってるところです。
予定日が6月なので、4月中に産休に入りたたくて、そうなると残された時間は約4か月しかありません。
その間に今いる後輩に私の代わりとなるまでスキルアップをしてもらえるとは思ってないですし、私と同じくらいのスキルのある社員を私の会社内で見つけのも大変です。
(課長さん、部長さんに多大なる迷惑をかけます、、、しょうがないけど。)
◎ロールモデルとなる女性先輩社員がいない
職場にも先輩女性はちらほらいますが、結婚はしてても子供はいない先輩ばかりです。
だいたい、20代中盤で様々な事情から仕事をやめるか、結婚時に仕事を辞めています。
(もっと女性が働きやすいIT系企業はたくさんあるので、出産・育児のことを考えたらもっともな選択だと思います…。)
また、時短勤務をしている育児中の先輩は本社勤務がほとんどだし、そんな先輩たちは係長職に昇格してから子供を産んでいます。
が、まだぺーぺーの平社員の私は「時短勤務で本社勤務ができる状態」とは業務的・土地柄的にかなり難しそうで、そこが一番の悩みの種です。
土地柄的な話はまた今度別の記事に書こうと思います。
もしも一次請けの会社の社員だったらプロジェクトにかかわる事務系作業もそれなりにあります。
時短勤務で客先常駐している一次請けの先輩と一緒に仕事をしたこともあります。
ですが、二次請け会社に勤める私の場合、簡単に言うと「現場で汗水たらして働くこと!」が求められています。
実際わたしもそうやって働くのが好きだから、今の仕事を長く続けられています。
また、仕事柄、定時後の仕事・休日出勤の仕事も多いです。
お客さんがシステムを使っている平日日中帯に、システムは止められないですから。
そう考えると、妊娠中の時短勤務・定時上がり勤務はあまり望めないですし、復帰後、時短勤務をした場合に同じ職場に戻れる可能性は限りなくゼロに近いです。
つらつらと長く書いてしまいましたが、要は「先例も少ないし、不安しかない!」んです😢😢😢
妊娠したことは事実だし、産休・育休をとらなきゃいけないことも事実なので、一つずつ、残された約4か月で何とかしていくしかありません。
その経緯を主にこのブログに書けたらいいなと思っています。